れせいか作文練習帳

ずぼらな大学生の備忘録です。

大好きな同人誌と「顔」

皆さんこんにちは、どうどうまがまがです。閲覧いただきありがとうございます。

 

今回の記事は多分にエロ要素を含みますので、大変申し訳ないのですが、苦手な方は閲覧をお控えください。よろしくお願いします。

 

一番最初の投稿で、「少しずつエロとは関係ない趣味をつくりたい」と言っていたのにも関わらず、舌の根も乾かぬうちにこんな話題をしていまい、すみません。なかなか難しいですね。「何か書きたい」という気持ちはあるのですが、特に書きたいネタがあるわけではないので、こういう話題を選んでしまいました。本当にすみません。

 

それでは本題に入ろうと思います。今回は私の大好きな同人作家さんを紹介させていただこうかと思います。

 

それは「だぶるでっく」先生です。

人外界隈にお詳しい方ならば知っている方も多いのではないでしょうか?今ちらりとDLsiteを見たら、最新作の「逢瀬」(八尺様の同人誌)は販売数3000以上、代表作の「END OF LOCATION」(サイレントヒルのバブルヘッドナースをモチーフにした同人誌)は販売数5000を超えているので、改めて大変な人気作家さんだなと思いました。

 

人外もの、特に「ガチめ」というか、擬人化とかのレベルではない人外、にも関わらずこれだけの販売数を誇るのは本当にすごいことです。

 

私が最初に購入した作品、かつ最も好きな作品は「PHASE4ー第4種接近遭遇ー」という宇宙人ものなのですが、未だにこれより好きな同人誌には出会っていないほど私の性癖には刺さりました。

 

あらすじを言いますと、グレイ型の宇宙人にさらわれた主人公が搾りとられる、というものなのですが、このグレイ型の宇宙人が変形するシーンが私はたまらなく好きです。変形したと言っても、擬人化して美少女になったりはしません(美少女宇宙人もの、というのは結構あります)。あくまでグレイです。しかし、そこが私のような人たちには良いのです。この恐怖感と劣情が入り混じったような奇妙な感情がとても興奮します。

 

完全に顔がモンスターやクリーチャーで体が女性、というのはとてもニッチなジャンルなので、「だぶるでっく」先生は大変ありがたい存在です。またグロ表現がないこと、絵柄が劇画的なところも氏の大きな特徴だと思います。どちらも私としてはありがたい点です。

 

次回はモンスターハンターのジャギィノスをモチーフに書くと、Twitterで仰っていたので、大変楽しみにしています。

 

さて、以上で紹介は終わりです。ここからは私の性癖の分析をしたいと思います。先に申しました通り、私は顔がクリーチャーで身体が女性というニッチなジャンルを好みます。「PHASE4」の説明で言ったように、顔と体のギャップに興奮するのですが、それはなぜでしょうか?そういえば、「モブ顔スケベボディー」というジャンルもありまして、そちらも好みます。単純に考えれば、顔もかわいくて、体も肉感的な方がいいに決まっています。しかし、意外とそういうものだと興奮しないのです。

 

先に顔と体のギャップ、ということを挙げましたが、殊、性に関して言えばあまり顔は重要視されないのではないでしょうか?体だけの画像を見て抜くことはできますが、顔だけ見て抜くという人は、私の経験上聞いたことがありません。果たして人は顔だけ見て抜けるものなのでしょうか。

 

ここで私はレヴィナスを思い出しました。なぜなら彼のテーマは「顔」だからです。ここで私はレヴィナスについて学問的な話をすることはできません(難しいので、全く分かっていません。ただの連想だと思ってみていただければと思います)。

 

凄い薄い知識ですが、確かレヴィナスによると、顔とは究極の他者性であって、同一性の暴力を拒否するものと言われていたと思います。違っていたらすみません、ご指摘いただければと思います。人は社会の中で、円滑な運営のために同一化される。しかし顔こそはどうしても同一化できないものであり、絶対的な他者、差異であり続ける。そしてそれと向かい合うのが倫理~、みたいな話じゃなかったかな?

 

そう考えると、性というのは暴力そのものではないでしょうか。顔を拒否して身体だけを見ようとすることは本来倫理的な関係を強いられている普段の関係から抜け出し、あくまで人を均一化しようとすること、差異をなくそうとする暴力そのものな気がしてしまいます。

 

確かに、同人誌を探すときや風俗サイトなどではカテゴリーで検索をかけると思います。これは一人一人が完全に同一化できないものとして捉えていたならばできないはずです。つまり、これは性に関して言えば容易に類型化が起きていることの証拠ではないでしょうか。「〇〇という条件に当てはまれば、この人ではなくてもよい」ということが顔がない場合には起きてしまうように思います。

 

一方で、恋愛はそうはいかないでしょう。恋愛はあくまでもかけがえのない個同士の関係であるように思います。「30項目中、27項目が当てはまるので、前の彼女さんとは別れて、この人と付き合ってください」と言われてもなかなか納得することはできないと思います。また結婚されている人など、一緒にいる時間が長くなればなるほど、そのかけがえのなさ、というものは強くなるように思います。

 

だから性を越えた関係になると、自分の思い通りにはならなくても、それだけでは簡単に別れられないのだと思います。

 

このように顔を無視する性というものは本質的に暴力的なんじゃないか?と個人的には思います。ですが、だからと言って、私は同人作家さんたちを批判する気持ちは毛頭ありません。あれらはあくまでフィクションだからです。みんながフィクションだと認めているので問題はないと思います。

 

しかし、自分の中にそのような暴力性が潜んでいるということは十分認識していなければと思いました。

 

 

閲覧ありがとうございました。